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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道




気付くともう夕方になっている。
手術をしてもうかれこれ時間が経っている。

するのランプが消えて先生が出てきた。
そして私たちにこう告げたのだ。


『最善を尽くしましたが予断は許さない状態です。
いつ意識が戻るかは分かりません。
もしかしたらこのままかもしれないし
明日かもしれないし一年後かもしれないです。』



いつ意識が戻るかわからない?
そんなことあるの?

「あの…いつかは目を覚ましますよね?」

『なんとも言えません。
骨折はボルトを入れて固定させました。
顔の傷も多いけどなんとかなるでしょう。
しかし、ヘルメットを被っていても頭部を
強めに打っているみたいなので...』


私はどうしていいか分からずに
たっているだけだった。


すると作業着を着た男の人が
『ぁあ"ーー。』と泣き崩れた。


聡くんのお母さんは
『今日はもうお引き取り願います。』
と寂しそうに言っていた。




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