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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道



私は結局一睡もできずに朝を迎えた。
鏡をみれば目の下にクマができている。
お母さんは私の顔を見て一言。

『沙綾...ひどい顔よ。
そんな顔聡くんに見せられるの?』


私はそれもそうだ。と思い顔を洗い
丁寧に手入れをしてクマを隠すように
軽くメイクをしてお兄ちゃんと病院に行った。


病院に行くと聡くんのお母さんも
疲れきった顔で少ししんどそうだった。

『沙綾…朝早いのにありがとう。』

「お母さん…しんどそうだけど寝てないんじゃ?」

『そうね。いつ目を覚ますか分からないのに
起きた時にそばにいないと可哀想だから。
って思ったら寝られなくて。
沙綾もクマ出来てるよ…』

「うん。私も寝られなかった…
けどお母さん少し帰って休んで。
私は今日1日いられるから。」


お母さんには一度家に帰ってゆっくり
お風呂に入って休んでと伝えてかえってもらった。

やっぱり聡くんはまだ目を覚まさない。
昨日と同じままだった。




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