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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道



看護師さんが今日はもう面会時間が終わったので
病室には付き添いの人しか居られない。と帰らされる。

聡くんはICUにいるけど
お金かかってもいいからと個室にしてもらっていたから
お母さんは病室で過ごす。
そして面会時間になるとICUに移動する。


廊下にいたお兄ちゃんが来てくれて
背中をさすってくれた。

『兄です。あなたは?』

『加害者の会社の責任者です。』といって
名刺をお兄ちゃんに渡していた。


近藤運送。それが聡くんをこんなふうにした会社だった。


『近藤運送はうちの取引先だな。
そんな危険な運転する会社見直さないとな』

お兄ちゃんはお父さんの会社に入社している。
お父さんは食品の輸入をしている会社を
経営している。だから運送会社は必須なのだ。


スーツの人はもしかして...
『橋本貿易の…』と青ざめる。

「お父さんの会社と関係あるの?」

『大ありだな。ま、それもいつまでかな。
ついでにいえば聡の所もだろ。』





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