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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
翌日の朝からバタバタと準備をしていたら
珍しくお父さんと鉢合わせした。
『沙綾どこか出かけるの?』
お父さんの問いかけにうん。とだけ答える。
別に反抗期とかじゃない。嫌いでもない。
ただ何を話したらいいのか分からない。
リビングにいき、
「お母さん私朝から出かけるね。
夕方塾だから終わったら聡くんと帰ってくるね。」
とお母さんに声をかけた横にお父さんも居た。
行ってきますと出かけると同時に
お父さんとお母さんの話し声がしたが
何を話していたのかは聞こえなかった。
そして徒歩15秒の聡くんの家に到着
ピンポーン...
「沙綾おはよう。」
うわっ聡くんの今日の私服かなり好き…
見惚れてるとどしたの?と聞かれた。
「何でも…ないよ。聡くんおはよっ」
変なやつと言いながらちょっとまっててと言われて
玄関にいた。バタバタドタドタと足音がする。
するとヘルメットを持った聡くんがやってきた。