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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり


翌日はあまり天気がよくなかったから
二人で沙綾の部屋で過ごした。

綾人兄も帰ってきて三人で小さい頃の話をしていた。


『おい。聡はいつから沙綾が好きだったの?』


いきなりの質問に聡くんも私も
吹き出してしまった。



「お、お兄ちゃん…いきなり何?」
「綾人いきなりはない...」


私と聡くんは声を張り上げた。


いや気になったから。と普通に答えたお兄ちゃん。
聡くんはお前には言わないと
少し顔を赤くしていたのを見て
私も恥ずかしくなった反面
聞いてみたいかもと思ってしまった。



明日は二人とも塾の日だから
朝から出かけるのだ。


私は何処に行くのかドキドキしながら
また眠れない夜を過ごした。



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