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またいつか貴方と
第25章 生きてるよ
学校でもうすぐお昼休みって時にまた
スマホがなり続ける。
「聡くんのお母さんだ。」
授業参観だったから先生に
トイレ行きたいと伝えてから
スマホを持ってトイレへ。
切れていたからかけ直し呼び出し音がなり続く。
『もしもしッ!!?』
「沙綾です!まだ授業中で...」
『聡が...聡がッ…』
何があったのだろう。ひどく焦っている。
お母さん落ち着いて。と伝えてしばらく落ち着くまで待つ。
『あのね!!目を覚ましたの!』
...嘘ッ…
聡くんが目を覚ました。
もう目を覚まさないかもと言われていたのに
目を覚ますなんて奇跡に近い。
「ホントに!?今すぐ行くッ」
私は教室に戻りすぐに荷物をまとめて
学校を出る準備をする。
運良く担任が授業をしていた。
『橋本?』
「先生!!目を覚ましたの!!!
行かなきゃ!!」
『本当か??』
「うん!確認行ってくる。また明日!!!!」
バタバタと教室を出て走った。