この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
またいつか貴方と
第25章 生きてるよ




バス停まで走るとバスは行ったばかりだった。
私はまた病院まで走ることにした。

お母さんに報告。


数秒の呼び出し音が勿体なくも思う。


『はい』

「お母さん!聡くんが目を覚ましたって。」

『え?ホントに??
お母さんも今から行くわ!!』


私はまたあの時とは違う気持ちで走る。
とりあえず早く会いたくて走る私は
荷物があり重いことも気にせず
その気持ち一心で走って病院に向かった。


病院に着き病室に荷物を置いて
急いでICUへ向かう。

ICUに居た看護師さんは私を見て

『急がなくても大丈夫よ。
隅田さん待ってるよ。』


クスクス笑いながら聡くんの方を見た。


私もその視線の先に目をやると

お母さんがハンカチで目元を押さえながら
聡くんの方を見て笑いながら何か話している。


私はそっと近寄った。

『心配かけてごめん』

聡くんの声が聞こえた...

生きてるよ。聡くん生きてる。
それだけで涙が止まらなかった。




/458ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ