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またいつか貴方と
第27章 過酷なリハビリ
「亜里沙と直人くんとお見舞いに来たの。
そしたら看護師さんがここだから
行って励ましてあげてって。
亜里沙と直人くんは病室にいるよ。」
私は今日ここに亜里沙と直人くんが
来ていることを聡くんに伝える。
すると理学療法士さんに
「後で来る。」と言って私と病室に戻ると言い出した。
「聡くん、リハビリ無理しないでね。
さっきみたいにこけてまたケガしたら
もっと退院延びちゃうから。」
「そうだな。分かってはいるけど早く退院したいって
思っちゃって無理すんだろうな。」
どこかバツの悪そうな顔をしている。
何をそんなに焦っているのか分からない。
けどやっぱり無理はしてほしくないから
改めてお願いしておく。
すると渋々なのか分かったよ。と
言ってくれた聡くん。
今度無理なリハビリしてたら
飛鳥呼んでブチ切れてもらおうと決めた。
そして車椅子で病室に戻ると
亜里沙が気づいてくれてドアを開けてくれた。