この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
またいつか貴方と
第29章 聡くんの最期




あの日病室に戻れなかった。
どんな顔をして聡くんに会えばいいか分からなかったから。


もう今日は12月30日

もうすぐ年が明ける。
来年も聡くんと一緒に過ごせますようにと
祈ることしか出来ない。



お見舞いに行くと聡くんが真っ赤な顔をして
窓の方を向いていた。
その隣にはベテラン看護師さん。



『そんな恥ずかしがってどうするの!
もう尿管いれようか?』


聡くんが圧倒されている。

「こんにちはー。」

私は入口の椅子に腰掛けて
二人の会話を聞いていた。


『そんなに恥ずかしいなら出たか出てないかも
よく分からない状態の尿管にする?』

「は?嫌だし」

『じゃー、我慢してよ。若い子でも。
あんたのトイレで私が呼ばれてたらキリがない』

「は?恥ずかしいんだから仕方ないだろ。」





どうやら脳を揺らさないために尿瓶を
使っているらしいが若い看護師さんだと
恥ずかしいらしい。





/458ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ