この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
「綺麗...」
海が見える窓に張り付いていた私を
聡くんは抱えて大きなふかふかなベッドに
私を投げたの。
「投げないでよー。」
「沙綾。家だと邪魔者がいるからここに来た。
沙綾を抱きたい。いい?」
聞かれるとどうしていいか分からない。
それは私が初めてだから。
初めては絶対好きな人と!って決めてて
今まで付き合ったことが無い訳じゃないけど
そんな事にならなかった。
聡くんは昔から好きで
今はっきりと聞かれたから逃げられない。
「聡くんは…誰かとしたことあるの?」
そりゃあるよね?
だってカッコイイし…
「ないよ。って言いたいけど嘘はつけないから。
ある。でも愛のないものだった。」
やっぱりあるんだ。そりゃそうだよね…
「あのね、私初めてなの。
だからちょっと怖い。」
確かに怖い。亜里沙から聞く話だと
初めての時は気絶するくらい痛いと
聞かされているから。
「沙綾俺に任せて。初めてもらっていい?」
もらってほしいと思う反面怖いとも思う。