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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり



「綺麗...」

海が見える窓に張り付いていた私を
聡くんは抱えて大きなふかふかなベッドに
私を投げたの。


「投げないでよー。」

「沙綾。家だと邪魔者がいるからここに来た。
沙綾を抱きたい。いい?」


聞かれるとどうしていいか分からない。
それは私が初めてだから。

初めては絶対好きな人と!って決めてて
今まで付き合ったことが無い訳じゃないけど
そんな事にならなかった。


聡くんは昔から好きで
今はっきりと聞かれたから逃げられない。


「聡くんは…誰かとしたことあるの?」


そりゃあるよね?
だってカッコイイし…


「ないよ。って言いたいけど嘘はつけないから。
ある。でも愛のないものだった。」


やっぱりあるんだ。そりゃそうだよね…


「あのね、私初めてなの。
だからちょっと怖い。」

確かに怖い。亜里沙から聞く話だと
初めての時は気絶するくらい痛いと
聞かされているから。



「沙綾俺に任せて。初めてもらっていい?」



もらってほしいと思う反面怖いとも思う。



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