この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第31章 卒業
亜里沙が立ち上がって拍手してくれて…
それに涙してしまった。
「あーりーさーーーー」
『沙綾おいで』
私は亜里沙に抱きついてワンワン泣いた。
亜里沙は私を抱きしめて偉かった。と
頭を撫でてくれた。
パチパチパチと周りから拍手をもらった。
みんな泣いている。
すると彼女が近付いてくる。
『橋本さんごめんね。ひどい事言っちゃった。』
と私の隣で謝ってくれたのは松山さん。
「ううん。大丈夫。」
私たちは握手をし友達となった。
すると担任が話を始めた。
交通事故は巻き込まれることもあれば
巻き込むこともある。
これから車を運転することになるんだから
くれぐれも気をつけるようにと。
それからクラスの発表は続き
この日は終わりを迎えた。
帰りに正門にいるのは道隆さん。
『おかえり沙綾』
「ただいま道くん。」
そう私は敬語を辞め道くんと呼んでいる。