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またいつか貴方と
第31章 卒業
「ねー、お腹すいたー。スタバ行きたい!」
『は?それまた奢れって?』
「ううん。今日は私が出すよ?」
道くんはスタバに向かってくれた。
ドライブスルーでフラペチーノを頼み
受け取る時には支払いをしようと
財布を出すと隣からお札が出てくる。
『払っといて。』
「いいの。今日は私が出すの。」
『は?1回だしたもの引っ込めれねぇの。
今日はこれで払え。』
こんな調子で道くんは私に払わせてくれない。
ってかこの人は仕事しなくていいの?
ってか仕事って何??
「ねー、道くんの仕事って何?」
『は?今更かよ。』
「うん。何してるの?」
道くんは少し悩んだ挙句こういったの。
『お前のお世話係』
ひどくない?
お世話係って。子供じゃないんだから!
「何それ変なの。」
もうこの話は辞めよう。
馬鹿にされているようになるから…
道くんはいつでも私を馬鹿にする。
でもそれも心地いい。
道くんは安心させてくれる人の1人だった。