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またいつか貴方と
第5章 近づく魔物


〜聡と真奈美〜


「ねーねー隅田くん。何であの子なの?
あの子のどこがいいの?」

「は??沙綾は可愛い。それだけ。」

「顔だけってことか。」

「お前に関係ねーだろ。」

「橋本さん頭悪そうだよね。」


そんな会話をしながら真奈美は
沙綾がこっちを見ていることに気付き
聡の腕に手を絡ませた。

「ちょっと!辞めろ。離せ」

「いいじゃない。それより私のお願い聞いてくれる?」

「は?なんでお前の話聞かねーといけねぇんだよ」



!!!!!!
聡の視界にも沙綾が入ったがその途端
沙綾は走ってどこかに行ってしまった。

「沙綾!!!!」


聡の声は沙綾に届かなかった。
祖したどれだけ頼んでも真奈美は
聡から腕を話さなかなった。


「お前いい加減にしろよ?
沙綾がいる、見てるの知っててやってんだろ」

「そんな顔しないでよー。
たまにはいいじゃん!
女の子とデート楽しいよね?」

すると力いっぱい真奈美の手を振りほどき
冷たい声で真奈美に話しかけた。


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