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またいつか貴方と
第6章 傷付けられる


私だって怖くないわけじゃない。
怖いし帰りたい。
けどこの状況で帰れないでしょ?


昨日だったかな。聡くんからのLINEを思い出した。
【山本何かしてくるかもだから
なんかあったら俺にすぐ言えよ】


真奈美ちゃんの知り合いなのかな?
私は勇気を出して聞いてみた。
そして返ってきた答えで納得した。


『なんだ真奈美知ってるの?
なーんだ。じゃ、話は早いな。
ってか君も真奈美怒らせるなよ。
あいつめんどいんだから。』


私は何もしていない。むしろこっちが
彼氏を奪われかけたのに。


「私は何もしてません。」
ちゃんと弁解しておこうと思った時
無理矢理近くの車に乗せられた。


黒いミニバンだった。
ナンバー見れなかった。

でも亜里沙が見てたから警察にでも
行ってくれれば。
少しの期待を胸に私は必死に抵抗を続けた。


すると助手席から真奈美が顔を出し
うるさいな。さっさとやっちゃいなよ。
あ、制服だけは破かないでよ。
ちゃんと着せて降ろすからと...




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