この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘やろ!?
第14章 体育祭のヒーロー
とにかく体育祭は無事に終わった。
クラス中が打ち上げの話題に夢中になってる。
「くれぐれも羽目の外し過ぎだけは気を付けてね。」
そんな事は言われんでもわかってると生徒達が私を見てるから、あまり水を差す事は言わんようにした。
職員室で何かを言われるかと思うたけど何事もなく終わったので少し気が抜けた。
一度自分の家に帰ってからシャワーを浴びて遼さんのBarへと向かう。
ヒーローやったくせに透はクラスの打ち上げには不参加。
今夜は少し早めに店が閉まる。
「クソガキ…、女の為ならやるやんけ。」
遼さんが透に羽交い締めをしてジャれてふざけてる。
「やかましい、クソ親父…。」
透が遼さんの羽交い締めから逃げ出そうとジタバタしてるのが可愛いやん。
「ほな来週やけど、リクエスト受け付けるぞ。」
遼さんがそう言い出す。
毎年、従業員のリクエストを受け付けるらしい。
その全てを詰め込む慰安旅行だから無茶ぶりが発生をすると透が言う。
今年は鳥取砂丘を見て帰って来るというとんでもない強行プランを遼さんが提案をする。
米子を抜けるんなら牧場でプリンが食べたいと公平君が言い、市場で買い物をしたいと渚君が言う。
慎也さんは梨狩りを申し出て私と透は米子牛を食べたいとリクエストをする。
「ほな、それを詰め込みで行くから覚悟しとけや。」
遼さんの一言で解散をした。
透の部屋に帰る。
今夜は一緒にお風呂に入る。
「なぁ…、園田さんの事…。」
「俺が寝ぼけて抱きついた…、それで通す。」
「けど…。」
「余計な事は考えんな…、萎える。」
透が私の胸を揉んで来る。
寝かさないと言うた以上はほんまに寝かせる気がない透…。
キスを繰り返しては私の乳首を指先で弾くようにして弄ぶ。
身体が充分に火照るとお風呂を出てベッドに連れて行く…。