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嘘やろ!?
第22章 最先端研究室



飛び石の連休…。

なか日に数名の欠席者…。

大型連休は家族で海外旅行という生徒がたまに居る。

強制をするつもりはないけど、やっぱり呆れてまう。

まぁ、私も明日から旅行やし。

生徒達が明日からの4連休に浮かれてる気分は理解が出来る。

明日からは…。

そう思って家に帰り荷物をまとめて透の帰りを待つ。

明日…。

の前に透が帰って来ない。

嘘やろ!?

携帯はずっと圏外…。

既に深夜2時…。

そんな事をする子やない。

私との約束だけは必ず優先してくれた。

泣きそうになって来る。

玄関の前で毛布に包まり小さい方のイルカを抱えて座り込む。

透…。

帰って来てや。

お願いやから…。

少しうとうととしてた。

頬にキス。


「こんな場所で寝んな。」


透の声がする。


「透っ!」


透に抱きついた。


「遅なって悪かったな。」


透が笑ってる。

笑ってる場合ちゃうやろ?

泣きたくなる。


「なぁ…、身体は大丈夫か?」

「ああ…、研究は無事終わったしな。」


手を繋いでリビングに行く。


「朱音…、ちょっと話がある。」


透がそう言い出した。


「その前にご飯食べて、いや…、お風呂が先か?それとももう寝るか?」

「朱音…。」

「話なら明日ゆっくり聞いたるから…。」

「今、話たい事やねん。」


切羽詰まった透の声…。

嫌な予感がする。

透を失う時の声…。


「何の話…。」


怯えた顔しか出来ない。


「まぁ、大した話ちゃうけどな。」


カウンターに座り私を引き寄せて自分の膝の上に座らせる。

ゆっくりと私の顔を撫でてから額にキスをする。


「透…?」


また、あの時の恐怖が始まる瞬間だった。


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