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嘘やろ!?
第8章 スペアキー
「涎…、垂らしとる。」
ゆっくりとキスを止めた透が言う。
「垂らしてないわ。」
「ビショビショやぞ。」
股間を触る透の手に私から溢れたものが流れてる。
「欲しいか?」
透の指先がツーッと小陰唇のヒダを撫でる。
透が欲しくて身体がビクンッと反応をする。
「学校では…、嫌なんや…。」
泣きそうになって透に訴える。
「ほんなら、どこならええねん?」
意地悪な聞き方をして来よる。
私が透を避けようとしてた事が見抜かれてる。
結愛の結婚式の後、透を信用してなかった事も見抜かれてる。
「ちゃんと明日までには採点を終わらすつもりやったよ…。」
今の私が透に言ってやれる精一杯の言葉…。
透の指先が私のクリトリスを弄り出す。
「ほんまか?」
「ほんまや…。」
はぁはぁと息が上がって来る。
「っん…くっ…。」
喘ぐ声を堪えるのに必死になって来る。
「今回だけやぞ…。次もしょうもない事をするんなら学校でも容赦なく朱音を抱くからな。」
透が怒ってる。
千里の為と言い訳をして私がつまらん男とBarに行ったから…。
浮気だけは許さない透。
透の為に時間を作れないとか言いつつ、ネズミ男と飲む時間を作った私に透がお仕置きをする。
「透…。」
しがみついて口元を押さえる。
イキそうや…。
透の手が身体から離れた。
ずるずると腰が抜けてへたり込む。
「勝手に部屋に入っとけ。」
手に透から何かを握らされる。
スペアキー…。
透の部屋の鍵…。
明日は必ず自分の意思で来いという透の命令…。
逆らわれへん…。
透は私の頬にキスをすると教室から立ち去った。