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嘘やろ!?
第8章 スペアキー



パジャマが脱がされてパジャマのズボンも脱がされる。

Tシャツとスウェットのスボンを脱いだ透がふわりとベッドに寝かせるようにして私の身体の上に身体を重ねて来る。


「今日は大人しいやん?」


透が私の首筋にキスをしながらクスクスと笑う。


「どーゆ意味よ?」

「いつもは淫乱で激しいからな。」

「誰が淫乱やねん!?」

「朱音が淫乱や。でも、めっちゃ興奮させられる。」

「今日は興奮せんのか?」

「初めて抱く女みたいに大人しいと逆に淫乱にしてやりたくて唆られる。」


どっちにせよ興奮するんやんけ…。


「高校生のくせにやらしいな。」

「高校生やからな。好きな女にスケベになって当たり前やんけ…。」


乳房を甘噛みして吸って来る。

チクリとした痛み。

透が自分のものやとマーキングをして来る。


「変なところに付けんとってや。」

「男避けにはなるんやぞ?」


クスクスと笑いながら乳首を指先で弄ぶ。

じんわりと透の温もりと快感が身体に広がっていく。

これ以上は余計な事を言いたくなかった。

ただ透を感じたいと身体が望んでる。


「可愛いやんけ…。腹立つくらいや。」


透に身を委ねる私に透は腹が立つらしい。

身体だけが透に素直やから?

心は素直になれないから?

何度も顔にキスをして透の手がパンティの中に入って来る。


「欲しかったんか?」

「くれる約束ちゃうんか?」


挑発をするように言うた。


「簡単にはやらん。朱音が本気で俺を欲しい言うまでは覚悟しとけや。」


猫のような鋭い目が光る。

ゾクゾクとする。

優しい愛撫やのに激しい感じさせ方をして透が私を責めて来る。


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