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奴隷の罠
第2章 二
「…奴隷って。君が何を言ってるか分かってる?」
「はい……。誠也様……」
「そう……」
高鳴った胸はおさまらずに、破裂しそうな程鼓動を速めていた。
…低い声が鼓膜に届くと、牡丹は背筋を凍り付かせたが。
「肉便器になるってことだね?」
…に、にくべん……?
聞き慣れない言葉に、牡丹はぱちくりと瞬きをする。
そのまま急に両肩を掴まれて、ベッドへ押し倒されると目を見開いた。
「きゃあ!誠也様?」
牡丹の体重でふわりと沈むベッド。
ブラジャーの右紐は肩からするりと落ち、すべすべの牡丹の肌には柔らかで冷たいシーツの感触がした。
「四つん這いになるんだ」
冷たい声……。誠也様どうしちゃったの……。
牡丹は目の前に立つ誠也の豹変ぶりに驚き、呆然とする。