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奴隷の罠
第3章 三
「きゃあ!急に何するのよ!」
「それは此方の台詞です!朝っぱらから下着姿で何をしているんですか!」
「…えぇっと……これは、つまり……」
言えないわ……。お尻叩かれたことだけは、絶対……。
牡丹は椿山から視線を逸らしながら、冷や汗を滲ませた。
「欲求不満なら私に言いなさい!一人で性欲処理をするなんて……なんと嘆かわしい!」
続けられた椿山の言葉を聞くと、目が点になったが。
「えっ……?」
性欲処理……?こいつは何を言ってるのかしら……。
「良い年頃なのに恋人もいまだに出来たことがない。憐れなお嬢様。溜まった性欲を解消したくなる気持ちは分かります……」
「…何かムカつくわね。その言い方……」
椿山が涙を堪えながら両目の端を右手で押さえると、不機嫌そうに呟く。しかし……
「性欲処理なら私がして差し上げます」
驚く暇もなく、椿山が牡丹の体に覆い被さると、牡丹は唖然としていた。