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白濁の泉
第4章 巡礼者
都内の繁華街
一角にあるレンタルルーム。
主にスワッピングパーティーや乱行パーティー、ヌード撮影会などに使用されているその部屋は雑居ビルの最上階フロアの全てを占め、室内は4区画に区切られていた。
拘束機具が取り付けられた椅子や、張り付け台が備えられたSMルーム。
部屋のまん中に大きな円形のベッドと広い浴室があるラブホテルのようなベッドルーム。
部屋の隅々まで黒一色に練り潰され、床にはレザー調のマットレスが敷き詰められただけの多目的ルーム。
ネットカフェの様にパーテーションで約二畳ごとに区切られ、8つのボックスシートが並んだ個室ルームに分けられていた。
どの部屋にもかつてここを訪れた人々が残して行ったエロスと欲の魂が充ち満ちている気がする。
日常では感じる事のない雰囲気だった。
ネットカフェの様な個室ルームには撮影機材が運び込まれ各部屋から延びたピンコードや照明の配線などが巡らされていた。
入り口から手前、向かい合わせの二つの個室には各部屋のカメラが撮影した映像を写し出すモニターや機材が配置され、
隣の個室には『監督控え室』と張り紙がされていた。
他の部屋はメイクルームや衣装室、喫煙室、スタッフ控え室などの張り紙がなされ、
一番奥の広めの角部屋には、『出演女優様控え室』と書かれた千春の控え室が用意されていた。
私達は撮影を出迎えてくれた米沢に連れられ、
『出演女優様控え室』に入った。
一角にあるレンタルルーム。
主にスワッピングパーティーや乱行パーティー、ヌード撮影会などに使用されているその部屋は雑居ビルの最上階フロアの全てを占め、室内は4区画に区切られていた。
拘束機具が取り付けられた椅子や、張り付け台が備えられたSMルーム。
部屋のまん中に大きな円形のベッドと広い浴室があるラブホテルのようなベッドルーム。
部屋の隅々まで黒一色に練り潰され、床にはレザー調のマットレスが敷き詰められただけの多目的ルーム。
ネットカフェの様にパーテーションで約二畳ごとに区切られ、8つのボックスシートが並んだ個室ルームに分けられていた。
どの部屋にもかつてここを訪れた人々が残して行ったエロスと欲の魂が充ち満ちている気がする。
日常では感じる事のない雰囲気だった。
ネットカフェの様な個室ルームには撮影機材が運び込まれ各部屋から延びたピンコードや照明の配線などが巡らされていた。
入り口から手前、向かい合わせの二つの個室には各部屋のカメラが撮影した映像を写し出すモニターや機材が配置され、
隣の個室には『監督控え室』と張り紙がされていた。
他の部屋はメイクルームや衣装室、喫煙室、スタッフ控え室などの張り紙がなされ、
一番奥の広めの角部屋には、『出演女優様控え室』と書かれた千春の控え室が用意されていた。
私達は撮影を出迎えてくれた米沢に連れられ、
『出演女優様控え室』に入った。