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きっかけは映画館
第34章 おうちに帰る


朝の珈琲を淹れ、誰もいないキッチンを見て座る。
『朝食は食べなきゃ』と叱る麻里絵ちゃんを思い浮かべて寂しくなった。

麻里絵ちゃん眠れたかな…ちゃんと起きたかな。

って………麻里絵ちゃんと一緒に通勤するかどうか、全く話してなかったじゃん。

そもそも、麻里絵ちゃんてどのくらいに家を出るんだろう。

ラインしてみようかな…


ピン…ポーン…

なんだろう…
モニターに、まさかの麻里絵ちゃんが、
すぐに解除して上がってもらうように伝えた。

なんだろう、ここに忘れ物してる?
ラインしてくれれば持って行ったのに…

とりあえず麻里絵ちゃんの珈琲を淹れる。


ピン…ポーン…




玄関の扉を開ける。

「麻里絵ちゃん…忘れ物…
「ヒジオ…やせ我慢しないで、泊まれば…

バサッ…


ん…柔らかい…麻里絵ちゃんの匂いだ…

麻里絵ちゃん…

よくわからないけど麻里絵ちゃんが腕の中にいた。
もちろん、思わず抱き締めた。

何が起きたのかよくわからないけど、麻里絵ちゃんがいる。

「ヒジオ、忘れ物って何?
「麻里絵ちゃん、やせ我慢って?


またも被って話してしまい、気が合うのか互いに相手の話を聞いて…
何かが足に落ちたけど、麻里絵ちゃんがいるから、それだけで幸せ。


「ヒジオ、朝ごはん一緒に食べよ?」

「ん…もう出る?もうちょっとだけこうしていたい。」


ん…

まさか麻里絵ちゃんが家に来るなんて思ってもいなくて、突然現れた麻里絵ちゃんを抱き締め、麻里絵ちゃんの匂いを胸いっぱいに吸う。

モゾモゾと動く麻里絵ちゃんを捕まえて、頭から額へとキスをする。
麻里絵ちゃんが潤んだ瞳で見上げてくるから、そのまま顎を持ち上げてキスをした。

触れるだけのキスじゃ、もちろん足りなくて、唇を舌で舐めると、麻里絵ちゃんは少し唇を開いてくれる。
そこから割り入り舌を絡め取って吸うようにして引き出していく。

ヒ…ジオ…ご飯作って…来たの…


うん、だから麻里絵ちゃんでしょ?いただきます。

心の中で挨拶して麻里絵ちゃんの唇を味わった。


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