• テキストサイズ
きっかけは映画館
第37章 同棲?同盟?


「さて、引っ越し蕎麦を食べに行こう。」

最後に二人でバイクに乗ってヒジオのマンションに着くと、バイク置き場からそのままショッピングセンターに行くとヒジオが言う。

「まだ、片付けが終わってないけど?」

「お昼ご飯食べて休憩してから…」

確かにご飯を作る気力もなく、ヒジオと並んで歩いていった。

「ねぇ、麻里絵ちゃん、どれがいいか選んで?」

「洗面所があるから十分だょ。」

「いや、これは引っ越し祝いだから、麻里絵ちゃんの大事な居場所だから選んで?
プレゼントさせて?」

ヒジオに連れてこられたのは家具売場で、書斎側の部屋にドレッサーを置くというのだけど…

自分の家にも小さなドレッサーはあるし…


「ヒジオ、家にあるのを運ぼうよ。」

「いや、あれは小さすぎるよ。ドレッサーは鏡が大きくなきゃ。」

ヒジオが言うには、鏡と向き合いお化粧する時間、それを快適に過ごして欲しいのだという。

結局ヒジオが候補をいくつか選び、その中から選ぶという形でようやく決まった。
早速配達の手配をして、明日の午前中には届くことになった。

お姫様が使いそうな白いドレッサーで鏡の周りに花の彫刻がされたもの。

とても可愛らしく、ヒジオが言うように、鏡に向かうのが楽しくなりそうだった。

「ヒジオ、ありがとう。」

お礼を言う私より嬉しそうなヒジオがいた。



/497ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ