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50センチの距離
第26章 クラブハウスサンド & カフェオレ
で、ヤケになって呑んだ、ことは覚えてる…

その後の記憶がない…
とりあえず、半裸の状態でいるわけにもいかず、床に散らばってた服を拾って着る。

部屋の住人を探してみよう、と恐る恐るベッドから降りた。
まず、洗面台と洗濯機の近くにある扉をノックしてみる。
反応がない…
そろそろとドアを開けてみると、無人のトイレ…
そっか…
じゃあ、こっちかな?
ベッドの左手にあった引き戸をノック。
やっぱり反応ナシ…
そろそろ開けると、部屋か廊下だと思ったその先は、1平米ほどのスペースにマットが敷かれ、私の靴がある。
そしてその先は、下に向かって続く、階段…てことはココは2階以上の部屋。

この階段、土足なの?ココが玄関スペース?住人の靴がない…?
何この部屋…

靴を履いて恐る恐る階段を降りる。
階段の先にあった扉を開けるとそこは…このアングルからは見慣れない景色だけど!
間違いなく、オンブラージュの店内だった…


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