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50センチの距離
第29章 年越し蕎麦 ーコウスケとの関係ー
「アイドルがファンと付き合うこのご時世に、店の常連客とマスターなら接点としては充分じゃない?」
「簡単に言ってくれるな…」
「いや、でも合コンみたく数時間で品定めするよりよっぽど長いこと相手のことを見れてると思うけど?」
「合コンは相手を探す目的で行く場だろ?喫茶店は飯食ったりコーヒー飲んだりする為に来るの!俺のこと見に来てるわけじゃないの!」
「……確かに…」
「残念ながら彼女は居ない!けど一生独身を気取るつもりもないし、兄貴と住むコトもない!以上!」
俺は一方的に話を切り上げ、蕎麦の丼と箸を持って席を立った。丼をシンクに下げて2階の部屋に上がる。
コウスケに電話をかけた。
何度目かのコールで電話が繋がる。
『もしもし?どした?』
「どうしたじゃねぇよ!あのSNS何だ!」
『へ?』
「へ?じゃなくて!クリスマスカードの写真、SNSに上げてるだろ!」
『…うん?』
「簡単に言ってくれるな…」
「いや、でも合コンみたく数時間で品定めするよりよっぽど長いこと相手のことを見れてると思うけど?」
「合コンは相手を探す目的で行く場だろ?喫茶店は飯食ったりコーヒー飲んだりする為に来るの!俺のこと見に来てるわけじゃないの!」
「……確かに…」
「残念ながら彼女は居ない!けど一生独身を気取るつもりもないし、兄貴と住むコトもない!以上!」
俺は一方的に話を切り上げ、蕎麦の丼と箸を持って席を立った。丼をシンクに下げて2階の部屋に上がる。
コウスケに電話をかけた。
何度目かのコールで電話が繋がる。
『もしもし?どした?』
「どうしたじゃねぇよ!あのSNS何だ!」
『へ?』
「へ?じゃなくて!クリスマスカードの写真、SNSに上げてるだろ!」
『…うん?』