この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第42章 アッラ ルチアーナ(タコとトマトのパスタ)
クミちゃんは驚きすぎて暫く無言だったけど、驚きがひと段落したら今度は涙が止まらなくて、終始泣き笑いだったとか。
隆が友達に騙された〜!と叫びながら数人で抱き合ってたとか。
そんな話も後から聞いた。
料理も好評で、結構ハイピッチで皿が空いていた。
通常ブッフェはスタッフが皿の空き具合を見て追加オーダーとして持ってくるけど、そこもセルフで、幹事含む隆の友達連中に、空いた皿は厨房まで持ってこいと言ってあった。

パーティーの締め括り、新郎が挨拶するみたいですよ、と1人が厨房まで呼びに来て。

「今日は、俺たちの為にこんな盛大なパーティーを開いてもらってありがとうございます!」

という隆の声が厨房まで聞こえた。コックコートのままフロアに出ると、半泣きの隆が喋ってた。

「急に結婚することになって、披露宴とか諦めてたんですけど、まさかこんな風に祝って貰えるとは思いもしてませんでした。ヤス、リョウ、シンジ、ケイスケ、皆ホントにありがとう!兄貴も、料理めっちゃ美味かった!いい友達と、家族に恵まれて、俺めちゃくちゃ幸せです!クミと、腹の子と、負けないくらい幸せな家族作りますんで、これからもよろしくお願いします!」

ガバッと頭を下げる隆の姿に、俺もちょっと目頭が熱くなった。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ