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第1章 プロローグ

　すぐに先生から返事が来た。

　やっぱ、桜井先生は優しい。

『こんばんわ。桜井です。

　もう、卒業？早いね。

　三浦さんが卒業すると寂しいです。

　お祝いしますよ。合格したら……』

　ですって、きゃっ！

　次の朝早くに、またメールを送った。

『もし、卒検に受かったらキスしてくれますか？』

って……。

　結婚まで考えている彼氏と遠距離になって、繋ぎのドキドキを探していたから……。