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SMを詰め込んだ短編集
第18章 好きをどれだけ/SM
とろとろと意識が揺蕩う。先生のにおいがする。腕の中、かな。分からない。きもちいい。すごく疲れた。
「…せん、せい…?」
「ん?起きたの」
ちゅ、とおでこに柔らかい感触。静黙した部屋に自分の耳鳴りがうるさく響く。
腕枕してくれてる長い腕が、ぎゅーっと巻かれた。
「いっぱいイっちゃったね。疲れたでしょ。まだ寝てていいよ」
「うん…」
もぞりと動いてよく引き締まった腰に腕を回すと、ちょっと嬉しそうな声が降ってきた。
「おやすみリン。よく眠ってね」
「おやすみ、蓮さん…」
あったかい腕の中と先生のいい匂いに、ふわっと意識が溶けていく。とろんと溶けていく最後の瞬間に、先生の声が溶けてくような気がした。
「縋ってくるリンって、なんでこんなに可愛いのかな。かわいいよ、本当に。大好きだよ」
うん、私も蓮さんが大好きだよ。
声に出す前に、完全に意識が途切れてしまった。

次はどんな言い掛かりつけて虐めてあげようかな。
最後の最後に呟いた先生の声は、聞こえなかった。ような、気がした。

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