この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

「どうして理人さんと連絡を取ってるんですか!?」
私としたトークの前にあったのは理人さんの名前。
他の女の名前は見当たらなくて安心したものの、やり取りしていた相手が意外な人で驚いた。
ソラ先輩と理人さんは敵同士と言ってもいいようなものだから不思議で堪らなかった。
しかも仲も良いとは言えない。
「詳しい内容は見ないでね。これ以上は何も教えられないから」
「教えてくださいよ。私のためだから隠しているんでしょ!?」
他に思い当たる理由がない。
「風子のためじゃない。俺のためだよ」
「意味が分かりませんって。課長の時みたいにまた温泉に行くとか言いませんよね?」

