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愛おしいキミに極甘な林檎を
第38章 真実と愛のかたち

「風子……」
「愛してます……」
「俺も愛してるよ。……また欲情させるような顔をしてる」
「意図的にしてるわけじゃ……」
「それでも公園でしていたことの続きをするから」
シャワーを浴びてから綺麗な服に着替えたのに裸にされて、肌に赤い愛のしるしを刻まれる。
「んぁっ……」
支配であるこの行為もソラ先輩の愛のかたち。
体を交えてからされる深い口付けも、涙が出るほど与えてくれる快感も、何度も名前を呼んでくれる姿も……。
身体中に温かく伝わってくる。
指を絡ませた時に感じた右手の薬指に付けているペアリング。
もうすぐ、枯れることのない綺麗な花が咲こうとしていると思うと愛しさが増すばかりだった……――――

