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愛おしいキミに極甘な林檎を
第1章 Sの彼氏
仕事帰りの私は先週したセックスのことを思い出して子宮を疼かせていた。
早くこの前のように抱かれたい……。
満員電車の中、車内がぐらっと大きく揺れて私の周りを取り囲む男たちにぶつかった。
そのせいで淫らな妄想から現実に引き戻される。
「すっ、すみません……」
私は乙羽 風子(オトワ フウコ)、二十二歳のOL。
大学を卒業して社会人になってから一ヶ月ほど経った。
高校生から変わりないロングストレートの髪型に標準体型で見た目は平凡な女。
唯一、目立つと言えば……胸。