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愛おしいキミに極甘な林檎を
第11章 甘い口付けを再び……

「…………。前にも言ったように体調を崩していただけだから心配しないで」
「風邪で熱を出してそこまで悪化したんですね。大病に繋がらなくて良かったです」
「うん……。これで連絡できなかった理由をちゃんと分かってもらえたかな」
「はい。私の中でやっと辻褄が合いました」
どうしてスマホがあんな壊れ方をするのか不思議だったけど……。
今は勇気を出して信じていくことがここにいる意味を作っていくんだと思う。
一歩、一歩距離を縮めながら前の気持ちに近づいていけそうな気がした。
その後に何度も交わしたキスは幸せだった頃と同じ感触でその甘さに溶けていく。
このキスをされた後に求められたら断れない。

