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愛おしいキミに極甘な林檎を
第15章 お試し同棲は甘い日々?

「わぁっ!?脅かさないでくださいよ課長……。書類作ったんですけど、これでいいのか分からなくて聞きたかったところです」
「どれ」
私のすぐ隣でマウスを操作してパソコンの画面を見る。こんなに近づいたのは久しぶりだった。
「ここだけはこう直して……。……よし、これで大丈夫だ。お疲れ」
「ありがとうございます。これでやっと帰れます」
帰り支度をしていると一旦デスクに戻った課長が私の元に再びやって来る。
「お返しだ」
陸田さんから受け取った紙袋より小さな袋を差し出された。

