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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

「別と言うか、結婚は本人同士だけじゃなく家族や親戚が関わってくる。
それに毎日一緒に生活していくわけだから恋人の時のようにはいかないな」
「なるほど……」
理人さんはそういう事を言いたかったのか。
ここ数日の生活を思い出してみた。
今のところソラ先輩と一緒に暮らしてみて何も問題なく上手くいっているからニヤけてしまう。
「それに生活が合わないとぶつかることもある……」
「課長……」
未だに元カノのとの生活を引きずっているように見えた。
「乙羽はどんな夫が理想なんだ?」
「……愛してくれて、一緒にいて幸せだと思える人ですかね」
笑顔でそう答えると課長はなんとも言えない表情で私を見ていた。
大学生の時に友達から脳内がお花畑だと言われていたから気にしていない。
ランチを終えて二人で職場に戻ると、先に戻っていた陸田さんにまたからかわれた。

