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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

「分かってます!帰りますから無駄に探さないでください」
『残念ながら、僕は明日も残業があって風子さんを迎えに行けません。
あ、そうそう。大切なお孫様が男性の所に泊まっていると千十郎様が心配なされると思ったので、同性のお友達のところにお世話になっていると言っておきました。だから口裏を合わせてくださいね』
「気を利かせてくださりありがとうございます。迷惑を掛けてすみません……」
『こちらこそ怖い思いをさせて申し訳ないと思っています』
「理人さんが謝ることじゃないですよ。おやすみなさい」
また明日から祖父の家での生活が始まるのか……。
自分の部屋はあるものの、なんとなく窮屈だから戻りたくないような気もする。

