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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

「大きな荷物を置くんですか?筋トレグッズやランニングマシーンとか」
理由を聞くのが少しだけ怖くて、後ろに立っているソラ先輩に背を向けてしゃがんだまま荷物を入れる。
「それともソラ先輩はよく本を読んでますから、本棚をいくつか置くとか――――」
「本当は風子と住みたくてここを借りたんだ」
迷わず動かしていた手がピタリと止まる。
薄々そんな気もしていた。住む家を選ぶ時に私の顔色をうかがっていたから関わっているのかなと。
「…………」
振り向きもせず黙っていると後ろからきつく抱きしめられた。
「このまま一緒に暮らそう」

