この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第28章 結婚と彼女

短い電話を終えてから颯太に教えてもらった病院に急いで向かった。
病室を見つけるとソラ先輩が書かれていて緊張感が更に強まる。
「失礼します」
ゆっくりとドアを開けてからそこに入るとソラ先輩はベッドで眠っていた。
他には誰もいない。
点滴をいくつかしているけど、見た感じ大きな怪我をしたようではなさそうだった。
いつものように眠っている顔を見て肩に入っていた力が緩む。
「オイ、こっち来い」
安堵したのも束の間、急に腕を引かれて病室の外に連れ出された。
「なっ、なにするんですか!?」

