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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて


熱い体に触れながら首を傾げるとしばらく沈黙ができた。


「………ごめん。何を言うのか忘れた」


「もう、ソラ先輩ったら!熱のせいですかね。そろそろご飯を食べて薬を飲まないとでしたね。ご飯を作りますから待っていてください」


「うん、ありがとう……」



起き上がってからシャツを貸してもらって昼ご飯を作る。

買い物に行けなくて食材もあまりないから簡単な料理しか作れなくて歯痒い。

とりあえず消化が良さそうなうどんを作って食べてもらった。


「明日からソラ先輩のところに泊まっていいですか?」

「えっ……」



「熱が下がるまで一緒にいた方がいいかなって思いまして。また倒れると大変ですし」

「俺は嬉しいけど、お爺さんにばれてしまうよ」



「またなんとかして誤魔化します。でもその前に――――」

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