この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第32章 赤い林檎と甘い拘束

「誕生日プレゼントはもう少し待ってて欲しいんだ」
「えっ?はっ…、はい……」
ケーキを二回も買ってもらったのにまだ何かあるんだろうか。
きょとんとした顔でソラ先輩を見ると熱があるせいなのか耳が赤い気がした。
冷蔵庫にある材料で少し豪華だと思う晩御飯を作って食べてから、買ってきてくれたチーズケーキに手を出す。
「ワンホールですからはんぶんこですかね」
「俺は風子の料理でお腹いっぱいだから少しでいいよ。後は好きなだけ食べて」
「残りはいいんですか!?ありがとうございます。チーズケーキは大好きだからペロリといけちゃうんですよね」
美味しいチーズケーキを堪能した後、ソラ先輩はダイニングテーブルの椅子に座って必死にあることをしていた。
「どうしてこれをしているんですか?」

