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愛おしいキミに極甘な林檎を
第33章 綺麗になったキミに……

「……うん。だからいっぱい撮らせてね」
「どうせなら一緒に撮りましょう。そして私にも送ってください」
スマホを借りてからピタリと寄り添って内カメラに切り替えて撮る。
撮った写真を見ると大学生の頃よりも落ち着いているように見えるけど穏やかな幸せを感じた。
「そういえば風子と離れている時に郁哉さんと会ったよ」
「課長と会ったんですか。ソラ先輩と会いたいって言ってたから良かったですね」
「風子は会わなくていいの?」
「歩いていてすれ違ったら挨拶しますけど。今はソラ先輩とデートをしてますから」
にっこりと笑いかけるとソラ先輩は少し驚いたような顔をしてから微笑んだ。

