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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

最近、ソラ先輩の様子がおかしい。
夜になって誰からか届くメッセージを私に見られないように隠す。
教えて欲しいと言っても仕事のことだよっと誤魔化して教えてくれない。
名前を聞いても答えてくれないと言うことは黒なのかな……?
でも疑うのはまだ早い。
今まで私のことを一途に思っていてくれたし、浮気をするような人ではない。
信じてはいるんだけど、……過去の経験が邪魔をして私の心を歪ませる。
「あの……、私のことをどう思っているんでしょうか?」
私の作った晩御飯を幸せそうに食べてくれたソラ先輩に聞いてみる。

