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恋のばんそうこう
第5章 さ
「綾香、明後日のゼミの飲み会、来る?」
日曜日、レポートを2人で書きながら白木の家でお昼ごはんを食べている時
言いにくそうに白木がキリ出した。
「ゼミの飲み会?」
前に乃恵が幹事をすると言っていたあれか・・・
「だって、ゼミ生以外の私が参加していいの?」
「まぁ、たまに彼女とか連れてくるやつもいる」
「え。良いよ私は」
白木が乃恵にデレデレしているところを見たくもないし
乃恵にわざとらしく私との仲を見せようとする白木も見たくない。
そんなもん、勝手に白木が飲み会に行けばいい。
「乃恵ちゃんが、呼べって」
出た!白木の『乃恵ちゃん』!
私の事は昔から松井、なんて名字を呼び捨てだったし
ダミーの彼女役が始まってからは名前を呼び捨てなのに。
可愛く「ちゃん」付けなんかで呼ばれてみたいよ!!
「あっそ」
「・・・・来いよ」
「やだ」
まったく。バカじゃないの?このオトコは。
乃恵はとっくの昔に彼氏ができてラブラブだって言うのに
何年も何年も、乃恵ちゃん乃恵ちゃんって!
さっさと諦めりゃぁ良いのに!
「お前は・・・BBQは来るなって言うのに来るし
ゼミの飲み会は来いっつーのに来ないって言うし」
「・・・・」
「全く何考えてんの?」
それはあんたよ!
日曜日、レポートを2人で書きながら白木の家でお昼ごはんを食べている時
言いにくそうに白木がキリ出した。
「ゼミの飲み会?」
前に乃恵が幹事をすると言っていたあれか・・・
「だって、ゼミ生以外の私が参加していいの?」
「まぁ、たまに彼女とか連れてくるやつもいる」
「え。良いよ私は」
白木が乃恵にデレデレしているところを見たくもないし
乃恵にわざとらしく私との仲を見せようとする白木も見たくない。
そんなもん、勝手に白木が飲み会に行けばいい。
「乃恵ちゃんが、呼べって」
出た!白木の『乃恵ちゃん』!
私の事は昔から松井、なんて名字を呼び捨てだったし
ダミーの彼女役が始まってからは名前を呼び捨てなのに。
可愛く「ちゃん」付けなんかで呼ばれてみたいよ!!
「あっそ」
「・・・・来いよ」
「やだ」
まったく。バカじゃないの?このオトコは。
乃恵はとっくの昔に彼氏ができてラブラブだって言うのに
何年も何年も、乃恵ちゃん乃恵ちゃんって!
さっさと諦めりゃぁ良いのに!
「お前は・・・BBQは来るなって言うのに来るし
ゼミの飲み会は来いっつーのに来ないって言うし」
「・・・・」
「全く何考えてんの?」
それはあんたよ!