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恋のばんそうこう
第5章 さ
その時、私は急に何もかもがめんどくさくなった。
「来いよ。もう人数に入ってるから・・・」
「何それ!」
「乃恵ちゃんが、人数に入れたんだってさ」
「はぁ?」
「みんなに紹介しろって」
はいはい、『乃恵ちゃんが』ね!!
「行かないよ」
「なんで?用事があんの?」
ほんと。バカ!
あんたは乃恵ちゃんのファンクラブにでも一生入ってろ!
「幹事が今からキャンセルするの大変だろ」
その言葉にブチッと切れた。
私の都合より、私の心情より
『乃恵ちゃん』なんだね?
「分かった。じゃぁ行く」
「お、来る気になった?」
バカみたいに嬉しそうに笑うな!
「条件がある」
「何?」
「これで、お互いこの役を辞めよう」
「この役?」
「そう。その飲み会が終わったら夏休みだし。
次に会う9月には2ヶ月近くあるし。
後期が始まる時には別れた事にして」
「・・・・」
「この前のBBQで私は成田先輩の事が好きだって再確認したし!」
「・・・まだ好きなのかよ?」
「お陰さまで!!」
「・・・・」
もうこんな関係終わりにしてやる!
「斉藤も柳下も、そろそろ納得するでしょ」
もともと私にメリットなんてないしね!!
「私、やっぱり成田先輩が好き・・・」
「・・・そうかよ」
「だから、白木と一緒にいても楽しくない」
「なんだそれ」
「白木だって乃恵が好きなんでしょ!」
「・・・・」
「とにかく!ゼミの飲み会に参加する条件はそれで最後にするって事!」
「分かった」
白木は困ったように小さく笑った。
「来いよ。もう人数に入ってるから・・・」
「何それ!」
「乃恵ちゃんが、人数に入れたんだってさ」
「はぁ?」
「みんなに紹介しろって」
はいはい、『乃恵ちゃんが』ね!!
「行かないよ」
「なんで?用事があんの?」
ほんと。バカ!
あんたは乃恵ちゃんのファンクラブにでも一生入ってろ!
「幹事が今からキャンセルするの大変だろ」
その言葉にブチッと切れた。
私の都合より、私の心情より
『乃恵ちゃん』なんだね?
「分かった。じゃぁ行く」
「お、来る気になった?」
バカみたいに嬉しそうに笑うな!
「条件がある」
「何?」
「これで、お互いこの役を辞めよう」
「この役?」
「そう。その飲み会が終わったら夏休みだし。
次に会う9月には2ヶ月近くあるし。
後期が始まる時には別れた事にして」
「・・・・」
「この前のBBQで私は成田先輩の事が好きだって再確認したし!」
「・・・まだ好きなのかよ?」
「お陰さまで!!」
「・・・・」
もうこんな関係終わりにしてやる!
「斉藤も柳下も、そろそろ納得するでしょ」
もともと私にメリットなんてないしね!!
「私、やっぱり成田先輩が好き・・・」
「・・・そうかよ」
「だから、白木と一緒にいても楽しくない」
「なんだそれ」
「白木だって乃恵が好きなんでしょ!」
「・・・・」
「とにかく!ゼミの飲み会に参加する条件はそれで最後にするって事!」
「分かった」
白木は困ったように小さく笑った。