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明日に架ける橋
第3章 罪と赦し
朝早く起きて清人は小火にあった店へと出かけることになっていた。

「家のことなんてどうでもいいから、俺と一緒に出よう。俺の実家にいればとりあえず安心だ。人も多いし、セキュリティも無駄に厳重なんだから」

清人の実家にしばらく身を寄せることになったのだが、花憐はどういう形であれ、しばらく家を
あけるのだから洗濯や掃除を済ませてから出たいと主張した。

「終わったらすぐにタクシーで清人さんのご実家に向かいます」

譲らない花憐に清人は大きくため息をついた。
結局、大河から運転手を寄こして花憐を実家に連れていくということで話がついた。

「店のことは今日中に済ませて、明日にでも君の府中の家に行って話をつけてくる。
いい?誰が尋ねてきてもドアを開けてはダメですよ?」

七匹の子ヤギの母親を真似て言うと、清人は花憐の腰を抱いて深くキスした。

「落ち着いたら毎日子作りだ。俺の性欲を君一人で担当するんだから、覚悟しておけよ。
君が想像もできないような恥ずかしいことを思う存分やってやる」

清人の冗談めいた口調に思わず笑みがこぼれる。
花憐は清人の頬に手をあてて、行ってらっしゃいと言って送り出した。

すぐに掃除を始めようと鍵をかけ、家に上がった時だった。
玄関のドアがトントンと叩かれた。
清人はよく携帯やハンカチ、キーケースを忘れて、こうしてドアを叩くことがあった。
今日も何か忘れたのだと、花憐はすぐにドアを開けた。

「何か忘れ・・・・」

ガッッ!!

「!!」

突然、ドアにかけた手を掴まれた。

ドアの隙間から岩田の顔が見えた。

「・・・・・・ッ!」

花憐は声を上げようとした。まだガレージに清人がいるはずだった。
しかし、岩田はすぐに花憐を引きずり出し、口を塞いだ。

清人の車が出るまで玄関の植え込みに身を隠す。

「んーーーッッ!!んんーーーーッッ!!」

花憐は全身を使って暴れた。

次の瞬間、花憐の足に激痛が走った。

バチバチバチ!!

「きゃぁ・・・・・ッ!」

足に力が入らず、うずくまる。
スタンガンを右足に当てられたのだ。
足がビクンビクン!と痙攣する。
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