この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
明日に架ける橋
第3章 罪と赦し

「・・・・花憐、ごめんなさいね。私、何の役にも立てなくて」
文子が花憐に近づいて言った。
「いいえ。伯母さま。こちらこそごめんなさい。伯母さまに迷惑をかけるようなこと、
したくなかったんですけど・・・。わざわざ来てくださってありがとうございます」
「そんな風に思わないで。あなたの旦那さまの言う通り、このことには私にも責任があるわ。
問題を野放しにしてきたんですもの。残されたわずかな人生は、あなたのために使いたいと
思っているのよ」
「そんな・・・・」
「この家に久しぶりに戻ってきて思ったわ。私の育った家、家族たちにたくさんの思い出・・・・。
それら全てを放棄してきたのね。酷いことをしてしまった。どうか罪を償わせてちょうだい」
「伯母さま・・・・・」
花憐と文子は手を取り合って静かに涙を流した。
文子の手の温もりが花憐に家族の愛情を思い出させた。
「オッケー!これで万事解決ね!!さ、花憐ちゃんと旦那さんは病院に行った方がいいわ。
文子さん、無理は禁物よ。ここは寒くて足に悪いわ。花憐ちゃんとはまたゆっくりお話しましょ」
榊が二人の肩を抱いて朗らかな声で言った。
「榊さん・・・・。ありがとうございます。榊さんが助けてくれなかったら、
どうなっていたことか・・・・」
花憐は心からお礼を言った。
「間に合って良かったわよ。でもだめね。動きが鈍くて。歳のせいかしら」
「彼は柔道の達人なんだ。鴻池夫人を連れてくるように言ったのも、彼が一緒なら大丈夫だと思って」
清人は口の中の血をハンカチに吐き出すと、花憐に説明した。
初めて聞く話だったが、榊の体格の良さからいって十分納得できた。
文子が花憐に近づいて言った。
「いいえ。伯母さま。こちらこそごめんなさい。伯母さまに迷惑をかけるようなこと、
したくなかったんですけど・・・。わざわざ来てくださってありがとうございます」
「そんな風に思わないで。あなたの旦那さまの言う通り、このことには私にも責任があるわ。
問題を野放しにしてきたんですもの。残されたわずかな人生は、あなたのために使いたいと
思っているのよ」
「そんな・・・・」
「この家に久しぶりに戻ってきて思ったわ。私の育った家、家族たちにたくさんの思い出・・・・。
それら全てを放棄してきたのね。酷いことをしてしまった。どうか罪を償わせてちょうだい」
「伯母さま・・・・・」
花憐と文子は手を取り合って静かに涙を流した。
文子の手の温もりが花憐に家族の愛情を思い出させた。
「オッケー!これで万事解決ね!!さ、花憐ちゃんと旦那さんは病院に行った方がいいわ。
文子さん、無理は禁物よ。ここは寒くて足に悪いわ。花憐ちゃんとはまたゆっくりお話しましょ」
榊が二人の肩を抱いて朗らかな声で言った。
「榊さん・・・・。ありがとうございます。榊さんが助けてくれなかったら、
どうなっていたことか・・・・」
花憐は心からお礼を言った。
「間に合って良かったわよ。でもだめね。動きが鈍くて。歳のせいかしら」
「彼は柔道の達人なんだ。鴻池夫人を連れてくるように言ったのも、彼が一緒なら大丈夫だと思って」
清人は口の中の血をハンカチに吐き出すと、花憐に説明した。
初めて聞く話だったが、榊の体格の良さからいって十分納得できた。

