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アディクション
第1章 一目惚れ

真奈美と劇場近くのレストランに向かった。
「佳奈とこうして観劇終わりに食事に行くの、久しぶりだね」
真奈美は嬉しそうに振り返りながら笑顔をみせた。彼女の笑顔は昔から変わらない。私には眩しいくらいだ。いつも高めのヒールを履き、きれいめファッションに身を包む真奈美は、学生の時から「OLみたい」と言われていたそうだ。確か、私より3歳くらい年上だったような気がする。年の差をいつも感じないからついつい忘れてしまうんだけど。
「真奈美、今日はありがとね」
「私も嬉しかったよ、佳奈とまたこうして一緒に観られて。で、佳奈さぁ、涼くんのこと目で追ってなかった?」
「え?」
真奈美にはお見通しだったらしい。
「え? じゃないわよ。私の目はごまかせないわよ。ずっと佳奈、探してたもん。その話はまた後で聞くから。ほら、お店ついたよ」
「佳奈とこうして観劇終わりに食事に行くの、久しぶりだね」
真奈美は嬉しそうに振り返りながら笑顔をみせた。彼女の笑顔は昔から変わらない。私には眩しいくらいだ。いつも高めのヒールを履き、きれいめファッションに身を包む真奈美は、学生の時から「OLみたい」と言われていたそうだ。確か、私より3歳くらい年上だったような気がする。年の差をいつも感じないからついつい忘れてしまうんだけど。
「真奈美、今日はありがとね」
「私も嬉しかったよ、佳奈とまたこうして一緒に観られて。で、佳奈さぁ、涼くんのこと目で追ってなかった?」
「え?」
真奈美にはお見通しだったらしい。
「え? じゃないわよ。私の目はごまかせないわよ。ずっと佳奈、探してたもん。その話はまた後で聞くから。ほら、お店ついたよ」

