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第3章 パリの小さな夜

小夜の小さい舌に舌を絡ませ、唇を強く吸う。
小夜も夢中になってロイのキスに応える。

「ん・・・ふ・・・ん・・・」

唇を合わせる音が、暖かい部屋に響き渡り、一層部屋が暖かくなったように思える。

ロイは小夜の太ももを撫で、内側に指を滑らせる。
思わず小夜は足を閉じたので、ロイは耳元で囁いた。

「力を抜いて・・・」

ロイに言われて、小夜はふ・・・と全身の力を抜いた。
ロイは中指を茂みに這わせ、そっと中をさぐる。
そこは充分に濡れ、ロイの中指にヌルリとした感触が走る。

「ん・・・」

ぷっくりとふくれた花びらの奥は、たっぷりと蜜が溜まっている。
指をヌヌ・・・と第二間接まで入れてみる。

「あ・・・！」

小夜はビクンと体を揺らした。
小夜の蜜がトロリとロイの指にからみつくのがわかる。

最初は体を強張らせていた小夜も、ロイがゆっくり指を出し入れしているうちに徐々に力を抜いて、ロイに身を任せていた。

ロイは耳たぶや首筋を甘噛みしながら、指を動かす。
とうとう、茂みに隠れているプックリと突き出た木の実に触れる。

「あ！」

小夜は素早く反応た。
それはすでに硬くなっており、ロイが指の腹で擦るように撫でると、小夜は耐え切れず声を上げた。

「あっ・・・ん！んん・・・！」

ロイは器用な手つきで人差し指と薬指で花びらを広げ、木の実の皮をずらして露になったそれを中指で撫でた。

「あ！あン！ロイ・・・ン・・・あッ・・・！」

日本人の女性は子猫のような声で鳴く・・・
昔、父が言っていたことをふと思い出した。

確かに子猫みたいだとロイは思う。
けれども、もっとずっと艶っぽくて耳障りがいい。

ヌリュ・・・クポ・・・

部屋に小夜の声と、ロイの指と小夜の蜜が絡み合う音が微かに響く。
ロイのどこまでも優しい手つきに、小夜は腰を浮かせて快楽に耐えた。

「ああ・・・ロイ・・・」

やるせなさそうな小夜の声に、ロイは体を起し、小夜の足を開いてぷっくりとふくれた厚みのある花びらに舌を這わせた。

「あ・・・！ん！ん！」

ロイは焦らすようにピンクの実を避けて舌を這わせる。
小夜が身をよじる。