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私の欠けているところ
第8章 泥沼のような地獄だった

「あ…安心するから」


怯えていた

どう見ても
時は俺を怖がっていた

時は
全裸のまま
少し
身体を腕で隠すようにしながら
ベットの上に座っていて

急いで絞り出した答えは
きっと

俺にまた
問いただされないためだ


そんなことは分かっていた
けどそれでも
その時の俺は
怒りにブレーキをかけることが
できなかったんだ


「なんでだよ」


「えっ…」


「なんで安心すんだよ」


「……」


「なんで相手が誰でも
安心すんだよ!」


違う

そんなことを
言いたいんじゃない

俺だけは
他の奴と違うと
言って欲しいだけだ

それなのに
俺は
そんなことしか言えなくて


「ごめんなさい…

ほんとに

っ…ごめっ…」


時を

泣かせてしまったんだ




時を


泣かせるつもりなんて



なかったのに


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