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私の欠けているところ
第8章 泥沼のような地獄だった
理不尽な
怒りだ
挿れないのは
時のお願いでもなんでもない
もちろん
挿れてと言われたことはないが
俺が
勝手にそうしてるだけだ
アイツの代わりに
アイツがしないことを
してやるという理由で
時の浮気を
そんなことで正当化しやってるだけ
ほんとは
挿れたくて挿れたくて
仕方がなかった
そうすることで
時が
俺のものになるなら
そうしたかった
「陸…気持ちよくない?」
いつものように
硬くならない俺に
時は不安そうな顔で
話しかけた
「いや
そんなことない
袋…舐めてくれよ」
「うん」
言われるがままに
時は
俺の袋を舐め
時折口に含みながら
竿をしごいて奉仕を続ける
俺が
いくために
俺を
喜ばせるために
俺にまた
舐めてもらうために
セックスを
するために
セックスが
したいから
俺は
その相手に
選ばれただけ
…選ばれた?
え…てかさ
俺、何?
時と付き合わず
身体の関係だけ
しかも
結婚を匂わせない…
俺って
アイツと
何も変わらねーじゃん!
くっそ…
「もういい」
「えっ…」
時の手を引っぱりながら
そう言うと
時は驚いて
俺を見つめたあと
少し
悲しそうな顔をした
「やめた」
「ご、ごめんね。
痛かった?
ごめん、私…」
自分のやり方が悪かったと
思ったのか
時は
焦ってしどろもどろになっていた
「違う。
飲み過ぎただけ」
違う
ほんとは
全然酔ってない
いや
あんな話を聞いて
酔えなかった
「お水…取ってくる?」
嘘だよ
酔ってるなんて
嘘だよ!
ゲイなのも
全部嘘なんだよ!
なんで俺は
アイツと
おんなじことしてんだよ!
こんなに
時が好きなのに
こんなに
時のとこを
想ってんのに…
「なんでだよ…」
「え?」
「なんで
そんなに
セックスしたがるんだよ!!」
怒りだ
挿れないのは
時のお願いでもなんでもない
もちろん
挿れてと言われたことはないが
俺が
勝手にそうしてるだけだ
アイツの代わりに
アイツがしないことを
してやるという理由で
時の浮気を
そんなことで正当化しやってるだけ
ほんとは
挿れたくて挿れたくて
仕方がなかった
そうすることで
時が
俺のものになるなら
そうしたかった
「陸…気持ちよくない?」
いつものように
硬くならない俺に
時は不安そうな顔で
話しかけた
「いや
そんなことない
袋…舐めてくれよ」
「うん」
言われるがままに
時は
俺の袋を舐め
時折口に含みながら
竿をしごいて奉仕を続ける
俺が
いくために
俺を
喜ばせるために
俺にまた
舐めてもらうために
セックスを
するために
セックスが
したいから
俺は
その相手に
選ばれただけ
…選ばれた?
え…てかさ
俺、何?
時と付き合わず
身体の関係だけ
しかも
結婚を匂わせない…
俺って
アイツと
何も変わらねーじゃん!
くっそ…
「もういい」
「えっ…」
時の手を引っぱりながら
そう言うと
時は驚いて
俺を見つめたあと
少し
悲しそうな顔をした
「やめた」
「ご、ごめんね。
痛かった?
ごめん、私…」
自分のやり方が悪かったと
思ったのか
時は
焦ってしどろもどろになっていた
「違う。
飲み過ぎただけ」
違う
ほんとは
全然酔ってない
いや
あんな話を聞いて
酔えなかった
「お水…取ってくる?」
嘘だよ
酔ってるなんて
嘘だよ!
ゲイなのも
全部嘘なんだよ!
なんで俺は
アイツと
おんなじことしてんだよ!
こんなに
時が好きなのに
こんなに
時のとこを
想ってんのに…
「なんでだよ…」
「え?」
「なんで
そんなに
セックスしたがるんだよ!!」