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私の欠けているところ
第1章 『再会』から

季節外れに暑い午後
俺は冷たい水を求めて
給湯室に向かった


「失礼しまーす………  」


いつもなら
女子社員が居たりするんだけど
誰も居ないのか返事はない


俺は
ゆっくりと給湯室という
女の園みたいなところへ
静かに足を踏み入れ
少し狭い通路を歩いて
奥の流しへと向かった


すると
その流しの方から
扇風機の音が聞こえてきた


誰か…居る?


そっと流しを覗き込むと
壁に取り付けてある扇風機の前で
セミロングの髪をなびかせながら
涼んでいる女子社員がいた


その人は
俺に気づいてないのか
目を閉じたまま扇風機の風にあたりながら
ピクリとも動かない


どうしよう

どう声をかければいいんだ?


そう思いながらも
俺はつい
その綺麗な髪の人の横顔に
見入ってしまった


その人は
まるでキスをする寸前のように
目を閉じて軽く顎を上げ
白く柔らかそうなブラウスは
扇風機の風で
ピタリと肌にはりついている

そのせいで
胸の形はクッキリと浮かび上がり
俺は目のやり場に困った


や、やばい

早く声かけないと
俺、変な奴じゃん


もっと見ていたい衝動を抑え
俺は小さな声で
その人に声をかけた


「あ、あの…」



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